わが家のお小遣い「ポイント報酬制」で週単位支給【実践・お金の教育】


2020年7月から約1年2ヶ月の間、「ポイント報酬制」のお小遣いを続けてきて、幼稚園児のわが子には週単位のお小遣い支給がちょうど良い!と感じています。

 

なぜなら

  • 毎週、お金に触れる機会がある
    • お金のかぞえ方、硬貨の組合せ、両替に慣れることができた!
  • 1週間という短いスパンでお小遣い帳の記録・管理を繰り返す機会がある
    • 習慣化ができた!

 

 

お金の管理は、月単位より週単位の方がラクです!

これは、自分の経験からもそうですが、子どもが振り返ることができる限度を考えても、せいぜい1週間前くらいまでだな、と思います。

 

また、小さい子どもほど、時間的な感覚が短いと言われているので、1ヵ月先までを見通すよりも1週間後のことの方がよりリアルに考えやすいでしょう。

 

そういった意味でも、小さい子どもほど週単位の支給が良いのではないかと思います。

 

 

■そもそも「ポイント報酬制」って何?

「ポイント報酬制」って何? 

「お仕事」したら、それに見合った金額のお小遣いを渡すのが「報酬制」じゃないの?

 

その通りです!

その都度お小遣いを渡すのか、週単位や月単位などまとめて渡すのか、の違いはあると思いますが、おそらく多くの「報酬制」はそうだと思います。なので、受け取る金額はまちまちのはずです。

 

しかし、わが家では、

「お仕事(A)」=〇〇円とお金に換算するのではなく、

「お仕事(A)」=●●ポイントと決めて、目標ポイントに達成したら定額のお小遣いを渡す

というルールで運用をはじめました。

 

ポイントを貯めるためには、継続する力も必要になります。

 

まとめると、わが家流の「ポイント報酬制」は、

「報酬制」のプロセスを取りながら、お小遣いを渡すときは額を固定する「定額制」です。

 

「報酬制」のよさ・・・「お仕事」を頑張った分だけ、自分に返ってくる!

「定額制」のよさ・・・1回で受け取る額を固定するので、管理しやすく計画的なやりくり力をトレーニングできる!

 

 

■わが家のスタート時のルール

わが家では、「お仕事」をして30ポイント貯まったら、1回50円のお小遣いを渡すというルールでスタートしました。「お仕事」の難易度に応じてポイント数を決めました。

 

お小遣いをはじめた頃は、時間的な余裕があったので、ポイント達成した即日or翌日中にお小遣いを支給していました。「報酬制」なのでやる気や体力などにより、多少のばらつきはあるものの、およそ週1ペースの支給という感じでした。

 

しかし数ヶ月が経過した頃、生活リズムの変化に伴い、平日にポイント達成しても即日or翌日中の支給が困難に。

 

しばらく様子を見ながら運用していましたが、

2021年3月頃に、支給頻度を週単位に固定し、週末にお小遣いを支給することに決めました。

 

 

■わが家の現在のルール

2021年7月から、以下のルールで運用中です。

  • 毎週日曜日に支給(日曜日~土曜日までのポイントを数える)
  • 50ポイント(前週のポイント+今週のポイントの累積)=100円
  • 50ポイントを超えた分は、ポイントを翌週に持ち越す
  • 50ポイントに達していない場合・・・その週のお小遣い支給は「なし」
  • 100ポイントに達している場合・・・その週のお小遣い支給は「200円」
  • 臨時の「お仕事」、新しい「お仕事」の提案・交渉はいつでもOK!

 

■わが家のポイントの設定の仕方

「お小遣い会議」で、親子で話し合いをしながら決めています。

が、週単位で支給できるように、親の方で細かい計算をして微調整しています。

もちろん、子どもの了解が得ながら進めていますよ!

 

わが家の場合は、何らかの理由で「お仕事」ができないことが数回程度であればギリギリお小遣いをもらえるのですが、数日「お仕事」をしないと、その週はお小遣いを受け取ることができない設定になっています。

 

なので、お小遣い支給がない週もあれば、翌週は累積ポイントが100ポイントを超えて200円受け取れることもあります。

 

臨時の「お仕事」でポイントアップがない限りは、月額400~500円を子どもは受け取ることができるようになっています。

 

ここから、「使う」、「貯める」、「人のために使う」の3つの貯金箱に分けて管理しています。

 

月に1,2回程度、お小遣いを使ってお買い物トレーニングもできるので、今のところこの額で大丈夫そうです。

 

子どもの年齢や状況に合わせて、柔軟に改良していく予定です!

 

※お小遣いの渡し方は、子どもの年齢や成長と各ご家庭の方針に合わせて決められることをオススメしています。

今回ご紹介したのは、わが家の方針と生活スタイルに合った方法です。

「定額制」や「報酬制」だけでなく、ハイブリッド方式もあるんだ!、という視点でご覧いただければ嬉しいです!

 

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関連コラムをご紹介♪ ぜひ、ご覧ください。

お小遣い会議については、こちらから。

お小遣いの渡し方 定額制?報酬制?については、こちらから。

報酬制のお小遣いの金額の決め方(わが家の事例)については、こちらから。

 

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シリーズ【実践・お金の教育】は、わが家の「お金の教育」の実践記録です。

お小遣いをはじめ、小さいお子様がいらっしゃるご家庭でも「できるかも!」と

思っていただけるような情報をお届けしていきたいと思っています。

 

 ファイナンシャルプランナー 原田幸子