続・報酬制お小遣い「お仕事」は柔軟な見直しで楽しく続ける【実践・お金の教育】


一昨日のブログでも登場した「報酬制」お小遣いにおける「お仕事」の続きです。

 

お小遣いをはじめて2ヶ月くらいはやる気と夏休みが重なり、ハイペースで目標を達成していく日々。

しかし、子どものやる気は、そんなに長続きしません(笑)

 

新しい事にも興味が出てきます。

 

新学期が始まって、生活リズムが変わり在宅時間が減れば、必然的に「お仕事」をする時間も減ります。

自分で決めたたくさんの「お仕事」をやりたくても体力的にも時間的にもできない日々に、「お仕事したいのに、できないよ~」と悔しい思いをした時期もありました。

 

しかし、「できていない」という感情の積み重ねは、子どもにとってよくないし、「働く」ということにネガティブな感情を抱きかねない、という懸念もあり、お小遣いをはじめて3ヵ月を迎える前に、お小遣い会議を開いて「お仕事」の見直しをしました。

 

この時、一度決めたルールにがんじがらめになるのではなく、状況に応じて、柔軟な見直しをしていくことで状況が好転することを実感しました。

 

その後も、必要に応じて見直しを行いながら、今に至ります。

 

 

わが家の見直しポイント

  • 「お仕事」の量は適切か・・・生活リズム、体力的に無理はないか
  • 「お仕事」の内容は適切か(易しすぎないか)・・・成長によってできることも増えるため、変えたり、新化させたり。
  • 「新しいお仕事」を考える・・・「人の役に立つこと、喜んでくれること、困ったを解決すること」という視点で、新しい価値を創る思考を育むため

 

【2021年9月 現在のお仕事】

  • 朝カーテンを開ける・・・Level.1
  • テーブルセッティング・・・Level.2
  • 玄関をきれいにする(休日)・・・Level.15

「カーテンを開ける」という難易度易しめの「お仕事」は残しつつ、残りの2つは単調なものではなく、毎回少しでも「自分で考える」というプロセスが求められる「お仕事」に進化させています。

 

たとえば、「テーブルセッティング」は、食事前のテーブル拭きだけでなく、メニュー(和食・洋食)に合わせて、お箸が必要なのか、スプーンとフォークが必要なのか、と考えないといけません。

「どうしたらお客様は気持ちよく食事が食べられるかな」と考えるレストラン経営者のように!

 

また、休日限定の「玄関をきれいにする」は、最初は靴を揃えるというLevel.1の簡単な「お仕事」だったのですが、掃き掃除(Level.2)から、徐々にレベルアップし、現在Level.15という段階に!

 

これは、娘の家事能力が格段にアップし、下駄箱の中や玄関の水拭きなどなど、細かいところまで気づいて自分で仕事を見つけたり、段取りを考えたりと、想定以上の仕上がりをキープするようになったので、慌てて親の方から値上げ交渉をさせていただきました(正確には、ポイントアップ交渉ですが)。

 

「人の役に立ちたい、どうしたらみんなが気持ちよく過ごせるかな」という思いが表れているのかな、と感じています。

 

なんだかんだ、約1年2ヶ月「報酬制」お小遣いを続けてきましたが、習慣化の力と自分の「お仕事」は自分がやる!というプライドはすごいな~、と感心しています。

 

そして、「お仕事を頑張って、今週もお小遣いもらえた!」という喜びが、「働いてお金を稼ぐ」という実感につながっているな、と感じます。

 

 

わが家のお小遣い教育のねらいは、「楽しくお小遣いを続けながら、お金と上手に付き合っていける力を身に付けること!」

 

お互い「ありがとう」の気持ちを忘れずに、これからも続けていきたいと思います。

 

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関連コラムをご紹介♪ ぜひ、ご覧ください。

お小遣いの渡し方 定額制?報酬制?については、こちらから。

報酬制のお小遣いの金額の決め方(わが家の事例)については、こちらから。

 

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シリーズ【実践・お金の教育】は、わが家の「お金の教育」の実践記録です。

お小遣いをはじめ、小さいお子様がいらっしゃるご家庭でも「できるかも!」と

思っていただけるような情報をお届けしていきたいと思っています。

 

 ファイナンシャルプランナー 原田幸子