報酬制お小遣い「お仕事」と「お手伝い」を区別してモヤモヤ解消【実践・お金の教育】


2020年7月から始めたわが家のお小遣いの渡し方は、「報酬制」です。

 

「報酬制」は、一般的に家のお手伝いなど、人の役に立つことをしたら、その内容に応じたお小遣いがもらえるというもの。

 

「報酬制」のメリットは、

  • お金は、労働の対価であることを学べる
  • 人の役に立っていることを実感できる
  • 働くことが大事であることに気づく

など、自分が使えるお金はお父さんやお母さんが働いて稼いだお金である、ということを実感しやすくなり、よく考えて大事に使おう、といった意識が働くことが期待できます。

 

一方で、「お金をもらえないなら、お手伝いをしたくない」や「お手伝いをお願いしたら、いくらくれる?とすぐお金を要求してくる」といったすべてお金、お金、お金となってしまうのが心配、といったお声も耳にします。

 

かくいう、私もお手伝い好きの娘が、お金のためだけにしかお手伝いをしなくなったらどうしよう、と心配をしていました。

 

引っかかるポイントは、「お手伝い」という言葉です。

きっと多くのご家庭でも、モヤモヤするポイントはここではないでしょうか。

 

しかし、よくよく考えてみると、大人も「お手伝い」をしてお金を稼いでいるわけではありませんよね。

「仕事」として、人の役に立って価値を生み出すことでお金を稼いでいます。

 

 

そこで、お小遣いをはじめる前に親子で話し合ってルールを決めました。

その1つが、今回ご紹介する「お仕事」と「お手伝い」を明確に区別することです。

 

わが家では、次のように区別しました。

  • お仕事(報酬の対象)・・・人の役に立つこと、喜んでもらえることを責任もって最後まで行うこと(基本、1人でやりきる・続けると決めたこと)
  • お手伝い・・・家族の一員として取り組むこと、困っていたら助け合うこと

  

■「お仕事」の決め方

  1. 子どもが責任をもって続けられそうな家事をピックアップ
  2. そこから家族のためになる家事を選ぶ(自分のためだけのものは除外)
  3. 習慣化を目的とした難易度易しめの「お仕事」だけでなく、チャレンジ精神を刺激するような難易度高めの「お仕事」も選ぶ

 

当時、3歳9ヵ月の娘。

「お仕事」を習慣化するために比較的簡単なものと、時間もかかり3歳児にはチャレンジングな「お仕事」の2つからスタート。

 

【お小遣いをスタートした時の「お仕事」】

  • ご飯の前にテーブルを拭く・・・Level.1(易)
  • 洗濯物をたたむ(まずは、小さめのものとタオル類)・・・Level.2(難)

「お仕事」の難易度に合わせて、ポイント数も設定しました。

(ポイントについては、こちらのブログでご紹介しています)

 

最初なので、やる気もすごくて、あっという間に目標達成。

 

お小遣いをはじめて、3週間後には、

「お仕事もっとちょうだい!」と自分から、仕事を増やす交渉をしてきました。

自分ができる「お仕事」をどんどんアピール! 

 

しっかり責任もって続けられるか、などを話し合って確認したうえで、

週末用の「お仕事(Level.3)」と難易度易しめのものをいくつか追加しました。

 

その後、何度か「お仕事」を見直してきて今に至ります。

 

※責任を持ってやりきる、という前提があるので、何でもかんでも「お仕事」にすることはできません。結果、1日でできる「お仕事」の数は絞られてきました。

 

 

■最初に、「お仕事」と「お手伝い」を区別してモヤモヤ解消!

 約1年2ヶ月、お小遣いを続けてきましたが、当初心配していた、お金のためだけにお手伝いをしたり、逆にお手伝いをしなくなったり、といった現象は起きていません。

 

むしろ、以前に増して積極的に「お手伝い」を率先してやってくれるようになっています。

お父さんやお母さんの役に立っているという喜び、家事能力がアップしたことで、できることが増えてきた喜びなどを感じているからかな~と思います。

 

肝心の「お仕事」に対しては、責任感が増しています。

自分の仕事だから、「1人でやるから見ていて!」や自分なりの段取りを決めていたり。

下手に手を出そうものなら、全力で断れることも(笑)

なので、こちらも子どもの「お仕事」だからと、お任せすることにしました!

 

わが家では、「お仕事」と「お手伝い」の言葉の使い分けをしたことで、小さな子どもでも混乱せず続けることができ、結果モヤモヤを解消することができました!

 

 

そして、改めて「ありがとう」という感謝の言葉のやりとりの大切さも感じています。

「ありがとう」は、「お仕事」でも「お手伝い」でも原動力になる大切な言葉ですね!

 

 

次回は、報酬制の「お仕事」に関する続編の予定です。

 

※お小遣いの渡し方は、子どもの年齢や性格によって、向き不向きもあると思いますので、ご家庭の方針で決めることをオススメてしています。

定額制から始めて報酬制に変更したり、その逆ももちろんOK。

わが家の最近のお小遣いの渡し方は、週1支給の「報酬制」がベースとなっていますが、歩合制でなく50ポイント達成していれば100円、達成していなければ0円、100ポイントになっていれば200円となっています。

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関連コラムをご紹介♪ ぜひ、ご覧ください。

お小遣いの渡し方 定額制?報酬制?については、こちらから。

報酬制のお小遣いの金額の決め方(わが家の事例)については、こちらから。

 

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シリーズ【実践・お金の教育】は、わが家の「お金の教育」の実践記録です。

お小遣いをはじめ、小さいお子様がいらっしゃるご家庭でも「できるかも!」と

思っていただけるような情報をお届けしていきたいと思っています。

 

 

ファイナンシャルプラン― 原田幸子

(2021.9.6最終更新)