自分の基本情報、「本籍地」お忘れなく!【もしもに備える】


現在と未来を幸せに生きるために、いわゆる「エンディングノート」を活用して情報整理をしています。

 

アラフォー子育て世代の私が「エンディングノート」を活用する2つのねらい

  1. ライフプランの見直し ~情報のアップデートで家計のムダを省く~
  2. 「もしも」に備える ~備えあれば憂いなし~

 

今月は、「エンディングノート」見直し月間(自分のです!)。

少しずつ書き直したり、情報のスリム化を試みています。

 

 「エンディングノート」を書いたり見直したりする上で、私が気を付けている点などをシェアしていきたいと思います!

 

 

 「自分の基本情報①」 

★★★ 必ず書いておきたい情報 ★★★

 

(1)基本情報

理由:死亡届に、必ず書かなければいけない項目 

  • 名前(フリガナ)
  • 生年月日
  • 住民票の住所
  • 本籍地(住所、筆頭者名・続柄)

死亡届の提出は、原則7日以内。

死亡届を提出しないと、火葬・埋葬等の手続きができません。

大切な人の死に直面すると、悲しみの一方で、様々な手続きに追われます。

残された家族の負担を少しでも減らせるようにしておきたいです。

 

 

(2)できれば準備しておきたい「本籍地リスト」

理由:「相続人確定」という第一関門をスムーズに突破するため

 

以前は、運転免許証に「本籍地」が載っていましたね。

パスポートの申請や婚姻届を書くときは、運転免許証を見ればよかったのですが、今は簡単に確認できなくなりました。(そもそも、利用する頻度の方が少なかったですが・・・)

 

これは、「もしもの時」に手続きをしなければいけないご家族も同じです。

簡単に確認できないからこそ、「本籍地」の情報は、住所と筆頭者名・続柄を忘れずに書いておくとよいでしょう。

 

そして、できれば準備をしておきたいのは出生時から現在までの本籍地をまとめた「本籍地リスト」。

銀行などでの相続手続きをするためには、「戸籍謄本等」で「相続人の確定」をする必要があります。

 

特に、ご結婚されている女性の方!

 

婚姻前の戸籍と今の戸籍、違う市区町村の方が多いんじゃないでしょうか?

 

私も、婚姻前は筆頭者父親の戸籍に入っていました。そして、結婚して新しく筆頭者夫の戸籍に入りました。前のと今の戸籍は、別の市になるため、相続の際には2か所に戸籍を請求しなければいけません。

 

もし、本籍地が分からないと、現在の本籍地から順番にさかのぼって取得していく必要があります。

 

現住所と本籍地が離れていたり、従前の本籍地が遠方の場合は、一つ一つ郵送で取り寄せして確認していると、時間もかかってしまいます。

できれば、一度に請求できるような備えをしておきたいですね。

 

 

実は、「本籍地リスト」の必要性に気づいだのは、数年前の祖母の死がきっかけでした。

金融機関とのやり取りのために、戸籍集めに奔走する母の姿を見て、スムーズな手続きのためには、現在の本籍地を知っているだけでは不十分であることに改めて気づいたのです。

 

そこで、自分のエンディングノートを見てみたら、従前の本籍地の情報を書く欄がない!

ということで、その出来事をきっかけに、これまでの本籍地住所と筆頭者名を余白にメモしています。

 

ちなみに、同じエンディングノートを使っている家族にも、まずはわかる範囲でメモしておくことを伝えています!

 

 

「あれ、本籍地どこだっけ?」という方は、まずは今の本籍地を確認するところから始めてみてください! 

 

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シリーズ【もしもに備える】では、子育て世代が「もしもの時」に備えて今からできること、知っておきたいことなどを少しずつお伝えしていきたいと思っています。

 

 

ファイナンシャルプランナー 原田幸子