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子どものお小遣い、預けに行く前に手数料の確認を!

子どものお小遣いって、10円玉や100円玉など、硬貨で渡すことが多くないですか?

特に小さい子どもの場合は、少額からというご家庭も多いのではないかと思います。

 

わが家も、半年くらい前までは、あえて1円玉、5円玉、10円玉だけでお小遣いを渡していたので、「貯める」専用の貯金箱の中は、すぐに小銭でいっぱいになっていました。

 

娘には、大きな夢があるので、貯金箱のお金を定期的に銀行に預けに行っています。

 

この、「お小遣いで貯めた大事なお金を銀行に預けに行く!」という、ごく一般的な話なのですが、大量の硬貨を持ち込む場合は注意が必要です。

 

 

■何に注意が必要なの?

 

ズバリ、硬貨取扱(入金)手数料です。

 

 

■小銭(硬貨)を入金する場合に事前確認を!

  • 口座を持っている金融機関のHPなどで、手数料をチェック!
  • 銀行に行く前に硬貨の枚数をチェック!

 

頑張って、コツコツと貯めてきたお金を自分の口座に入金するだけなのですが、手数料がかかることを知らないまま手続きを進めてしまうと、親子で大きなショックを受けることになりかねません(涙)

 

特に、少額の硬貨が大量にある場合は、入金金額に対して、手数料の方が高くつく、なんてことにも。

 

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ここで、わが家の "焦った” エピソードをご紹介しておきます。

 

私のように、ついうっかりしてました~、なんてことになると、子どもがワクワクしているせっかくの時間を奪ってしまうので・・・。

 

 

Episode1.窓口で「入金手数料がかかるかもしれませんよ!」と案内されて焦る

大事に貯めたお小遣い(全て硬貨)を大量に封筒に入れて窓口に持って行くことに。

 

「小銭、入金したいです」と伝えると、「数えてみないとわかりませんが、入金手数料がかかるかもしれません」と案内を受けました。

 

そうでした、そうでした(汗)

 

久々の小銭入金で、事前確認を忘れていたのですが、窓口入金の場合は手数料がかかることもあるのです! 

 

消費税が10%になってから、金融機関の各種手数料改定が色々とあったのです。

  • 新規通帳発行手数料の新設
  • ATM利用手数料(時間外等)の改定
  • 送金手数料の改定 等々

そのうちの一つに、硬貨の窓口入金手数料もありました。

 

小銭を窓口に持って行けば、じゃらじゃら~と機械が自動計算してくれて、入金額を用紙に書けばいいだけ、という、曖昧でずーっと昔の記憶だけで、危うく娘を巻き込んでしまうところでした。

 

 

Episode2.「硬貨何枚ありますか?」と聞かれて焦る

銀行に来る前に、お小遣い帳でいくら入金するかを確認していたので、「いくらありますか?」って聞かれたら、すぐに答えられたのですが、まさかの「何枚ありますか?」。

 

一瞬、親子で固まりました。いやいや、当然の話なのですが、完全にノーマークでした。

 

入金額から考えても、手数料はかからないのは確実だったのですが、ATMでの入金をオススメしていただいたので、せっかくなので娘もATMに初挑戦!(2020年10月のできごとです)

 

その時のご案内では、1度にATMに入れられる硬貨は100枚まで。

100枚以上ある場合は、複数回に分けて入金をお願いします!とのことでした。

(※あくまでもわが家が利用している金融機関の場合です。)

(※先日発表されましたが、ゆうちょ銀行は、2022年1月17日からATMでの硬貨入金・払出手数料を新設。ATMでの入金は、硬貨1枚から手数料がかかるようになるそうですよ。口座をお持ちの方は、ぜひ確認してみてください!)

 

 

この時、入金額はもちろんのこと、硬貨の枚数も事前に確認をしておかなければいけないことに気づきました。

 

結局、その場で数えることもできないので、そのままじゃらじゃら~と機械に投入。

なんとか、1回の入金で済みました。

 

家を出る前に、持って行くのが重いから、と両替をしておいてよかったです。

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■銀行での学びのポイント

自分の大事なお金を預けておける「銀行」。

 

子どもの場合は、年に数回利用するかしないか、くらいだと思いますが、せっかくなので学びの機会にしちゃいましょう。

 

子どもの年齢や理解度に応じて、

たとえば

  • 銀行やATM利用時のマナー
  • 銀行にお金を預けておくと「お金を預けて(貸して)くれてありがとう」=利息がもらえる
  • ATMの使い方(入金・出金の仕方)
  • 通帳やキャッシュカードの使い方と注意点(他人に貸さない、教えない)
  • 通帳の見方
  • 銀行でかかる手数料を親子で一緒に調べる   などなど。

 

各種手数料は、これからも新設・改定等が出てきそうです。

利用状況に応じて、口座維持手数料がかかってくる、なんてことも考えられます。

 

自分の大事なお金を預けておく銀行です。

将来、子どもが上手に付き合っていけるように、今から少しずつ慣れていきましょう!

 

 

※2021.8.27時点の情報です。今後、変更の可能性もありますので、最新情報をチェックしてくださいね。 

 

 ファイナンシャルプランナー 原田幸子