食材や日用品の買い出しの際、「お買い物メモ」をご用意されますか?
買い忘れや衝動買いを防ぐために役立つ「お買い物メモ」。
実は、この「お買い物メモ」を作れる力は、子どもがお金を上手に使えるようになるための1つのスキルでもあります。
わが家がお金の教育を本格化させたのが、2020年4月。
この頃は、外出自粛のため、娘が大好きなスーパーに連れて行くことを控えていました。
6月になり、緊急事態宣言も解除されたころ、ようやくスーパーへの買い出しも子どもを連れて行けるように。
スーパー好きの娘とのお買い物を楽しむため、「お買い物メモ」作戦を始めたのもこの頃です。
■お買い物メモの3つのねらい
- 無駄づかい防止(予算の管理)
- 買い忘れ防止(時間の管理)
- 店内滞在時間の短縮(密を避ける&無駄づかい・衝動買い防止)
■体験記録(2020年6月末)
➀「お買い物メモ」を準備
- 親子で買う物を相談・・・「食品3種類、お花」を買うことに決める
- 買う理由を確認・・・どこで買う?なぜ必要?いつ使う?
- メモを書く(娘が)
②「お買い物メモ」とマイバッグを持ってLet’s go!
- メモに書いてあるものだけを買うことを約束
③1軒目のスーパーでの様子
- メモを見ながら、商品を探し選ぶ娘
- 牛乳でも、たくさんの商品が並んでいるので、どれがいいかを相談しながら決める。(値段や消費期限の見方などを説明)
- 子どもに1,000円札を渡して、子どもがレジで支払い
④2軒目のお花屋さんでの様子
- スーパーで受け取ったおつりは約400円
- 「バラ」希望だった娘、値段を確認すると予算オーバー
- 手持ちのお金で買えるお花を1つ1つ確認
- 250円のスプレーカーネーション1本を選ぶ
- 300円をレジで支払い、おつりとレシートを受け取る
~お買い物体験終了~
■体験のふりかえり
娘は、大仕事を達成し、かわいらしいお花も飾ることができて大満足の笑顔をしていました!
- 「お買い物メモ」を見ながら、商品選びができた
- 複数の商品を比較し、理由を考えて1つの物を選ぶことができた
- レジでお金のやりとり(支払い・おつりの受け取り・レシートの受け取り)ができた
■その後、「お買い物メモづくり」が習慣に!
今では、買い物に行く前には「お買い物メモ」を用意することがほとんどです。
事前に買う物が決まっているときは、必ず書きます。
そして、メモを書きながら、予算がいくらくらいかな、ということも同時に考えているようです。
それに合わせて、財布にお金を入れて買い物に出かけます。
「お買い物メモづくり」は、子どもが自分のお小遣いを使わない時でも、家のおつかいとしてお願いすることで、トレーニングの機会を増やすことができます。
ぜひ、親子で一緒に買い物に行くことが増える夏休み、店内滞在時間短縮のためにも「お買い物メモ」をお子さんと一緒に作って、買い物に出かけてみてください。
メモを持ってお買い物に行くときは、「メモに書いてあるものだけ買おうね~」と約束をしておくと、親も子どももお互いに意識ができるので、より一層無駄づかい防止の効果が発揮されますよ!
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上手にお金を使えるようになるためのトレーニングについては、こちらから。
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シリーズ【実践・お金の教育】は、わが家の「お金の教育」の実践記録です。
お小遣いをはじめ、小さいお子様がいらっしゃるご家庭でも「できるかも!」と
思っていただけるような情報をお届けしていきたいと思っています。
ファイナンシャルプランナー 原田幸子