3つの貯金箱に分ける時の金額を固定【実践・お金の教育】

わが家では、お小遣いをはじめた当初から、透明の貯金箱を用意して、

「使う」「貯める」「人のために使う」の3つに分けて管理しています。

「貯める」貯金箱が大きいのはタイへの想いが強いから!
「貯める」貯金箱が大きいのはタイへの想いが強いから!

 

 

以前のブログでもご紹介しましたが、お小遣い2年目を迎えるにあたり、

その都度、目的ごとに決めていた配分割合を固定額に変更しました。

 

その理由は、1年目の目標をクリアし、新たな目標を設定したからです。

 

 

1年目の目標は、「お金を分ける理由を考える」を意識すること。

 

できるだけ具体的なイメージを伝えながら、お小遣いをもらったら3つに分けようね、と伝え

どの貯金箱にいくら入れるかは、その時の状況に応じて娘が考えて分けてきました。

 

お小遣いをはじめた頃の様子は

  • 外出控えをしていたこともあり、お金を使う機会があまりない
  • そもそも、お金を使うことに興味を示していない(貯めることに関心あり)
  • 会計に慣れていないので、買い物に積極的ではない

もともと「タイに行きたい!」という思いが強いところから始めたお小遣い。

お小遣い50円をもらうと、「貯める」貯金箱に一番多くお金を入れ、

あとは気分で「使う」と「人のために使う」という分けていくといった感じでした。

 

1度だけ、どうしても買いたいものがあった時に、全額「使う」貯金箱にふりわけたことがあったのですが、それ以外は、金額にばらつきはあるものの3つの貯金箱に分けることが定着しました。

 

 

徐々に、買い物に行く機会も増え、お金の扱いに慣れてきたころ、

自分の遊びで使う物をお小遣いから買うことを促してみたら、だんだんと意欲的に。

 

その結果、少しずつ3つに分ける時の配分にも変化が表れてきました。

最優先「貯める」から、「使う」や「人のために使う」を優先することも出てきたのです。

 

そんなこんなで、1年続けてみたところ

  • お小遣いをもらったら、3つの貯金箱に分けることが当たり前になった
  • お金を分ける時に、「○○だから、今日は〇〇円」といった理由を考える癖がついた

ということで、1年目の目標達成。

 

 

2年目の目標は、「いつまでに、いくら貯める」を意識すること。

 

目標達成までのステップとして、まずは3つの貯金箱にふりわける金額を固定することを提案したところ、すんなりと受け入れた娘。

理由を聞けば、「毎回、決めなくても良いから」と(苦笑)

 

そして、自分で次の配分に決定。(2年目からお小遣い額を100円/回にアップしています)

  • 「使う」貯金箱=50円
  • 「貯める」貯金箱=30円
  • 「人のために使う」貯金箱=20円

どうやら、これまでの買い物の頻度や1回で使う金額から判断した様子。

収入の3割を貯金に回す、というのも、なかなか良い感じではありませんか!

 

タイへの想いは変わらないので「貯める」目的も、しばらくは「タイ!」。

(ちなみに、タイに行くためには、万単位のお金が必要です。お小遣い以外にも、お年玉やお祝でいただいたお金の一部をタイに行くため、と言って貯金しています)

 

自分で決めたので、特に口出しすることもせず、見守ることに。

 

固定額にしたことで、「いつまでに、いくら貯める」を意識して、計画を立てやすくなりそうです。

 

 

=========

関連コラムをご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

お小遣いでやりくり力を育てる方法については、こちらから

小さい子どもにおすすめ「見える化」でお金の管理については、こちらから

 

=========

シリーズ【実践・お金の教育】は、わが家の「お金の教育」の実践記録です。

お小遣いをはじめ、小さいお子さまがいらっしゃるご家庭でも「できるかも!」と

思っていただけるような情報をお届けしていきたいと思っています。

 

 

ファイナンシャルプランナー 原田幸子