教訓「焦りは禁物!」~ふりかえり~【実践・お金の教育】

前回のブログでは、ごっこ遊びに夢中の娘とはじめた「お金の教育」が

順調なスタートを切ったことをお伝えしていました。

 

しかし、好調なスタートから1か月後の2020年5月、突如スランプに・・・

 

 

今思うと、このきっかけを作ってしまったのは、私だったかもしれない・・・

と反省しています。

 

娘は、意欲満々で自分でもルールやシナリオを作りながら「お買い物ごっこ」を楽しんでいました。

しかし、私の方は、1円玉だけのお買い物ごっこができたから、次は5円玉、10円玉と

どんどんと新しいお金を追加していく始末。

 

お金の名前、種類、金額の大きさなどについて、しっかりと理解できていない娘は、

「わからない」「面白くない」と徐々に不機嫌に・・・。

 

そして、ちょうど別の遊びにも興味が向き始めてきたころでした。

 

「お買い物ごっこ」の混乱と、別のことをしたい気持ちが重なり、

ごっこ遊びのブームが去ったのです。

 

小さい子どものあるあるですが、ハマるとそればかりなのに、

ブームが去ると、もう全然遊ばなくなるのですよね。

 

「お買い物ごっこしようよ~」と誘ってみても「ノー」、「お金の勉強、一緒にしようよ~」と焦ってドリルや銀行ごっこを試してみるも、準備不足があだとなり逆効果・・・(涙)

 

私は1人、スランプに陥ったのでした。

 

 

よく考えてみたら、当たり前です。

相手は、3歳児の子ども。本物のお金に触れる機会が普段からあるわけでもなく、

つい最近おもちゃのお金で遊ぶようになったばかり。

そこにドリルや難しいごっこ遊びで興味を引こうと思っても無理ですよね・・・

 

それなのに、楽しんでくれるから、とあれもこれもやってみたくなる母。

完全に焦りすぎた結果です。

猛省しました。

 

 

子どもには、「お金と仲良く付き合っていく力を育んで欲しい」という願いで

お金の教育をはじめたのに、仲良くなるどころか、「もうやらない」と言われかねない状況を作ってしまっていたのです。

 

この時、

子どもの成長、理解度に合わせて、継続していけるような工夫が必要、という基本が大事であることに

改めて、気づいたのです。

 

 

そこから、仕切り直し。

気が向いた時に気軽にできるように、次の2つのことを試してみました。

  • お金に関する絵本
  • お金のことを学ぶゲーム(金額の大小、組合せ、両替など)

まずは、子どもが好きな絵本を活用することにしました。

案の上、絵本好きの娘には、「お金に関する絵本」も大ヒットしました。

絵本からの学びは大きいな、と感じたのも、この頃です。

 

また4月の時には、簡単なルールのゲームで、楽しく硬貨の名前や種類を覚えることができたので、おもちゃのお金を使って、お金のことを学ぶゲームをいくつか試してみました。

 

そんなこんなで、

お金の学びを続けながら、ステイホーム期間を過ごした約2ヶ月。

 

この2ヶ月の学びは、娘には良い刺激になり、

私自身もお金の教育を進めていく上で大きな学びと教訓を得ることができました。

 

 

教訓「子どもに授けるお金の教育に、焦りは禁物!」

 

子どもの興味・関心・成長・理解度に合わせ、

じっくり焦らずに続けていくことをおすすめします。

 

 

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子どもが自立するまでの長いようで限られた時間、親が子どもに伝えていける生きる上で必要な「お金のこと」。

 

「子どもの笑顔と未来のために」

一緒に、家庭での「お金の教育」はじめてみませんか。

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シリーズ【実践・お金の教育】は、わが家の「お金の教育」の実践記録です。

お小遣いをはじめ、小さいお子様がいらっしゃるご家庭でも「できるかも!」と

思っていただけるような情報をお届けしていきたいと思っています。

 

 

ファイナンシャルプランナー 原田幸子